概要
Silver Forestとは、東方アレンジの制作を中心に活動している同人サークルである。「銀森」「シルフォレ」という愛称でも呼ばれている。ここでは、2012年の解散前のサークル形態を「旧シルフォレ」、解散後から復活したサークル形態を「新シルフォレ」と表記する。ニコニコでは、タグでは半角スペース無しの「SilverForest」という表記で統一されている。
サークル代表は新旧共に主力アレンジャーのNYO(ニョ)。現在の公式サイトでは、NYOは隠居し代表はRYOであるように書かれているが、実際はNYOとRYOは同一人物である(イベントでの名札にもNYOと記載)。
旧シルフォレ時代の栄光-解散まで
2006年の春に結成され、同年6月18日に池袋で開催された同人誌即売会「サンシャインクリエイション32」で初のCD「Cherry Phantasm」が頒布された。
スキマツアー1曲目を飾ってる「sweet little sister」など、さゆり(愛称はさゆり姫。安保さゆりとは別人)をメインとしたボーカルのガチ曲と・「つるぺったん」「ケロ⑨destiny」といった電波曲で有名だが、「風の詩」「ご注文はうなぎとハニートラップですか?」といった一見ガチ曲に見せかけたパロディ曲も多いことで知られていた。
ニコニコでは電波曲はもちろん、蒼空に舞え、墨染の桜・sweet little sister・Phatasm Brigadeなど、動画の黎明期に出てきたボーカル曲をメインに当時の人気は非常に高かった。
ライブ最中は女性ボーカル陣が制服で登場することが多く、NYOはこれを「私立シルフォレ学園」と呼び、自らを校長と称している。
しかし2012年3月17日、メインボーカルであるさゆりに「断続的に加療が必要な病気」が判明すると、NYOは「さゆり姫のいないSilver Forestは考えられません」として、同年5月31日に「旧シルフォレを解散する」と発表した(この当時の公式サイトは現在は削除)。この年の例大祭にて、6年間の集大成となる3枚組×2作の東方アレンジベストCDが頒布された。旧シルフォレを支えてきたさゆりはSNSアカウントを所有していないため、この解散により消息不明となってしまった。
復活から新シルフォレへ、そしてまさかの復帰
解散から半年くらいが経つ2012年12月、コナミのSOUND VOLTEXにおいて、あの電波ソングであるケロ⑨destinyの収録が発表され、まさかの解散したサークルの音楽ゲーム収録に驚いた人も少なくはなかっただろう。
その翌年の2013年3月、NYOが個人プロジェクトとしてPlutinum Crestと改名して復活することが明らかになり、第10回博麗神社例大祭で新作が発表された後、同年12月30日の冬コミ(C85)より新シルフォレとして復活することが同年12月7日に告知された。この時は、「さゆりは復調しつつあるものの、未だに活動再開が厳しい状況」であったとして、さゆり以外の残党を集めて再出発することとなった。
さゆりに関しては上記から1年後、2014年12月の冬コミ(C87)において「ALiCe BoX」(以下AB)という別の音楽サークル(AiLL)への参加で復活を果たした。
しかしそのABも、2017年にイラストレーターへの使用料金の未払いが発覚後、Twitterも公式サイトも削除され、AiLLが逃亡(完全に証拠を隠滅され、現在その経緯は痕跡すら残っていない)。このAB解散により、さゆりはまたしても消息不明となってしまった。
さゆり不在の新シルフォレは情勢不安定で、新しいボーカルを入れてもサークルをまとめきれず、多くが離脱し、ニコニコ生放送も2018年に開催不能になるほどまでに没落していったが、2019年12月にさゆりが復帰を果たすこととなり、現在は安定した情勢が続いている。C97の新譜においては鬼形獣のアレンジ曲を歌っていたりする。かつての旧シルフォレのアレンジ曲で好きになった人々にとっては、まさに驚きの朗報の到来であった。
【Silver Forest】ボーカルさゆり復帰
(外部リンク)
翌2020年の1月5日、NYOは公式サイトで「昨年の冬コミ、いつも以上にたくさんの方が来て下さいました」と報告した。2020年はCOVID-19の大流行で多くの開催予定だったイベントが中止となったが、新シルフォレは作曲活動を諦めていない。
電波曲の一覧
ガチ曲の一覧
一見ガチのパロディ曲の一覧
一見ネタのガチ曲
ニコニコ大百科記事のあるアレンジ曲
- つるぺったん
- ケロ⑨destiny
- ⑨destiny
- 風の詩
- sweet little sister
- みのりんふぁんたじあ
- PAD先進国紅魔館
- 萃夢想歌
- EXTRA BITTER 〜 みょんのうた
- 聖少女サクリファイス
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